椋野美智子の研究室にようこそ

椋野美智子の研究室にようこそ。この部屋では、社会保障や地域と福祉について椋野美智子がかかわったこと、考えたことをお伝えしていきます。

2016/04/09

はじめての社会保障第13版が出ました

社会保障の教科書「はじめての社会保障」の第13版が出ました。http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641220720

15年前、日本社会保障大学の教授の頃、当時、山口県立大学の教授だった、厚生省(現厚生労働省)の先輩の田中耕太郎さんと書いた本です。大学で社会保障を教えるのにわかりやすい教科書がなくて困って、二人で書きました。以来15年、多くの大学で教科書として採用され、毎年1万部を超えて若い学生さんたちを中心に読んでいただいている、社会保障のベスト&ロングセラーとなっています。
社会保障の制度は毎年いろいろと変わるので、新学期が始まる4月時点で最新の制度説明になるように改訂します。2月初めまで社会保障全般の法律や政令の成立状況をチェックし、記述を変える作業は正直本当に大変ですが、最新の制度をフォローし、かつ、制度の考え方まで含めて説明した、一番わかりやすい社会保障の教科書だと自負しています。第13版には、3月29日に成立した雇用保険法の改正内容も予定として反映させています。
社会保障給付費は110兆円を超え、社会保障関係費は国の一般歳出額の2分の1を超え、年々増えています。
年金のこと、介護のこと、これからどうなるのか不安だったら、まずは制度の考え方をこの本で学んでみてはいかがでしょうか。